ナビの北海道旅行記2002 パート3
7月24日
室温が気持ちいいのか?モーニングコールで目が覚めた。
「よかった〜!セットしておいて!」ヤバイもん。寝過ごしたら!
一応朝食も頼んでおいたので、2Fのレストランに行く。へえ〜!すんごいなあ!朝から刺身かよ!やっぱり俺の来る所じゃなかったかな?食後コーヒーで一服。空はどんよりしていて、いつ雨が降ってもおかしくない。
「もしかして今年は毎日合羽をきているんじゃねえっすか!参った!」

荷物をまとめてバイクに積載して出発。こんな時間じゃぱんちょうは開店していないし、ましてやさっき朝食食べたばっかだから、食べられないもん。残念だなあ!一応雨が降っても大丈夫なように荷物の防水はしておこう。今日はできれば襟裳に行きたい。国道236号線を南下する。10kmも走らないで、さっそく合羽のお世話になっちゃった。
俺の定番である、愛国駅や幸福駅はもう何度も行っている。あえて寄るまでもないんだけど、雨の幸福駅は行ったことがない。それだけ寄ってみよう。ホームや線路は濡れている。それでも観光客は数人いた。まあ!仕方がないんだけどね!土産店のおばちゃんも手持ち無沙汰きみで俺に話しかける。何か買っていかない?だって。本物の切符なら買ってもいいけど、ダミーだからね。1枚だけ買ってあげる。これ意外と儲からないんだよ!なんてほざいてた。
「ウソつけ〜!ただの印刷した紙じゃん。カットすりゃ50枚になるからボロ儲けじゃん。」ワケわかんね!

あまり長居するまでもないので出発する。この先適度に休憩をしていこうか。早速道の駅「なかさつない」に到着。、そそくさと出発。すると、すぐに道の駅「さらべつ」を発見。

でも店内に入るたびにヘルメットを脱ぐから髪の毛ボサボサ!で合羽は来たまま入店するから、確実に浮浪者に見えるだろうな!ちょっと恥ずかしい。言うまでもなくこの先2箇所もの道の駅がある。もう!やめて〜!
一向に雨が上がる気配はない。これじゃ襟裳岬は行ってもムダだな!ならば天馬街道で浦河までショートカットしよう。それにこの道は俺走ったことないし。

国道23号線6に入ると山の中に入っていく。だんだん人家がなくなって寂しい道になっていく。多分夜は怖いだろうな!と、前方を走っていたカローラバンみたいな車が急ブレーキ。おや〜!ってんで俺もブレーキ。
「なんだよお〜!何やってんだよぉ!」って前を見るとエゾジカが飛び出してきた。よかったあ〜俺の前じゃなくて。へたすりゃ死んじゃうよ。

やがて野塚トンネルに突入!これは最近開通したばかりで、このトンネルの開通により広尾、浦河間のアクセスが容易になったんだよね。黄金道路はしょっちゅう通行止めになるから、これによって年間を通して便利になったわけ。でも生活基盤がそれぞれ違うから、決して交通量は多くないみたい。それに北海道最長の4232mもある。けっこう走っていて長く感じる。やっとトンネルを出た。出たとたん
「蒸し熱い!さっきまで寒かったのに!」

このまま浦河をめざす。だんだん牧場が広がってきた。止まって見学も考えたんだけど、雨が止まないので諦めた。残念!
国道235号線に入ってホクレンでガス給油。ここでイエローの道南バージョンのフラッグを手に入れる。ラッキ!海岸線を走って、道の駅「三石」に到着。ここで久しぶりに休憩。あ〜疲れた。しばらく休憩所でゆっくりしよう。

30分位の休憩を取って出発。時間は気が付けば2時を廻っちゃった。蒸し熱いんだけど、何か暖かいものが食べたい。道の駅「新冠」があるんだけど、飽きてきた。初めて道の駅を通過しちゃった。まあ、いいや!しつこいもん。日高門別でちょっと遅い昼食。塩ラーメンを食べる。意外と美味しい。頼んだわけじゃないけど、サービスでご飯いただいちゃった。ご馳走様でした。

特に立ち寄る先もないままに、日高自動車道が現われた。もう少しだね、苫小牧まで。でも俺は一般道を走る。無料だけあって意味ないんだもん。かえって時間がかかっちゃう。国道235号線の車線が増えてくると、確実に工業地帯に向かっていくのが判る。やがてコンビナートを見ることになる。さて今日は仙台行き太平洋フェリーに乗船する。19時発なので17時30分位に受付を済ませばいい。今は4時を過ぎたところ。ちょっと温泉で風呂入っていくかな?Tさんに教えられた健康ランドを探そう。
「ん?わからない!場所が!あれ〜道迷ったかな?」

グルグル廻ってやっとカモメなる健康センターに到着。でも1時間もいないのに1500円かあ!や〜めた。そのままフェリーターミナルに直行。
「あれれ?今度はフェリーターミナルの場所がワカラン?どうしたんだろう。」結局かなりの大回りをしてやっとターミナルに到着。受付を済ます。今回は車よりバイクを先に入れてくれた。こんなのもアリなのね!だいたいバイクは最後なのに。入って納得。端に止めさせて、その後大型車が塞いじゃった。これじゃ出る時は最後かも?

最低限の荷物をもって寝台へ。今回はA寝台をチョイス。太平洋フェリー独特のクラスで、B寝台ってのが、他社の一般2等寝台。A寝台ってのは、そのまんまカプセルホテルになっている。もちろんテレビも装備。けっこう立派だ。まず出航前に風呂に行く。まだ乗船開始したばかりなので入浴客は少ない。ラッキー!薄暗い海が見える。但し女性用は悲惨。岸壁側なので出航まで使用できないらしい。ご愁傷様です。

風呂から出ると同時に出航したみたい。夕食は、、、バイキングで1800円だって!
「たけ〜!それにお腹も減っていないし。」バーの雰囲気のところで大生ビールと枝豆をオーダー!

「うま〜!最高だね!もちろんお代わり!あ〜タマラン。」しばらくたつとラウンジでテノールだかソプラノだか判らないけどショーをやってるらしい。暇だし行ってみよう。椅子に座ってしばらく見入る。いろんなクイズもやっていた。で座って見ていると何やらオーダーを聞いてきた。タダで見られるんだけど、再度ビールをオーダー。今日はすんごい量を飲むなあ!

結局ほろ酔いではなくて、ボロ酔いで寝台に入る。頼むから揺れないでね!飲んだの全部吐いちゃうよ!zzzzz
7月25
閉所恐怖症じゃないけど、ちょっと狭いな!目が覚めたら卵の中にいるみたい。船内の乾燥が強いのか、湿っていたジャケットなどは完全に乾燥していた。
「そうだ!カプセル内にはテレビがあるんだから見なけりゃ損だ。」(俺って貧乏性だなあ)
でも陸地に遠いのかよく見えない。まあ!こんなもんでしょ!やがて朝食の案内放送が入る。折角だから行ってみるか。受付で1000円を払う。まあビジネスホテルで見る献立だね。でも美味しかった。

食後下船まで1時間くらいの時間がある。またカプセルに入ってしばらく待つ。そしてテレビを見る。意外といいもんだ。NHKで天気予報を見る。ここは仙台支局なので東京の天気しか放送していない。でも晴れらしい。よかった〜!

やがて下船の案内が入った。俺は最後だろう。ってんでノンビリムード。殆どの乗船客が消えた頃船倉に行く。丁度下船できるスペースができていた。トラックはもう出て行ったみたい。それでは出発するか!埠頭に下りると
「あじ〜ぃ!何なんだ!仙台って!南国じゃないんだから!」が感想。蒸し暑い。コンビニで荷物のパッキングを確認して東北道方面に向かう。仙台港は10数年ぶりだ。それも近くまで高速が出来ていた。以前は一般道や仙台南バイパスを通って高速に入ったのに、、、。便利になったもんだ。

そのまま東北道を南下する。北海道でゲットしたフラッグをなびかせて!これがたまんないんだよね!いわゆるステイタスになるもん。
「俺は北海道に行って来たんだぞ〜!どうでぃ!」って言ってるようなもんだもん。しばらく暑かったけど、黒磯で大雨にたたられる。

「何でまた?結局初日以外全部合羽のお世話かよ!」栃木県に入れば、もう戻ったようなもの!がんばって雨の中を走りきって午後3時自宅に到着できた。あ〜疲れた。でもやめられない!止まらない!今年のツーリングでした。
編集後記
今回で連続3回目の道東ツーリングになりました。これだけ行っても、まだまだ観光地は廻りきれません。これからあと何回行く事になるか自分でもわかりません。多分自分の風物詩の一つになりそうな予感が!

また河野さんご夫妻や丸山さん。学生のお二人様。疲れてあまりコミニュケーションを取らずに失礼しました。また写真を撮らずに掲載できなかった点、お許しくださいませ。今回のツーリング記で改めてお礼申し上げます。
今回のツーリング記に登場する道プレについての紹介!
道の駅で売っていたマグネットプレートで通称「道プレ」と呼称していました。自治体の設置してある市町村のイメージキャラクターを印刷してあるものです。今回はルート上にて10箇所ほどのプレートを購入しました。単なる土産の一つかもしれません。また道の駅スタンプラリーをしながら購入していた人もいました。全部で78種類ほどあります。しかしながら近年道の駅に立ち寄っても販売してないようです。短期的なアイテムだったのでしょうか?
こちらが1枚250円(確か?)のプレートです。 このような単色バージョンもあります。こちらは200円。
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